革財布の作成(馬蹄型コインケース 総ヌメ革生成り色)
馬蹄型コインケース 総生成りヌメ革
今回はすべて
生成りのヌメ革で
作成します
型紙からに
革を切り出します。
止め金は
アンティーク調バネホック
パーツを接着剤で
仮止めします
2枚刃の菱目打ちを
使って穴あけ
今回は白の麻糸では無く
生成り色のシニュー糸を
使用しました。
麻糸に比べると
劣化も遅く、汚れにくいので
小銭入れには
良いと思います
二つ折りにして
カタチを確認
ざっくりと
コバを切り揃えます
さてコバ磨きを
はじめましょうか
水を使って磨き上げます
まだまだ
磨きます
まだまだ
磨きますが
ここで立体成型を
してカタチを整えます
ざぶりと水で浸し
棒などで革を押し伸ばし
押し広げます。
革の不可逆性を
使用して膨らみを
財布にもたせます。
厚みは
こんな感じ
革が乾いたら
またコバ磨き再開
今回は致命的な
ミスを犯しました
立体成型時に
バネホックから
黒ずみが
出たのですが
どうしようもありません
エイジングがかかり
飴色になれば
気にならないの
ですが原因は
突き止めなければ
いかんですね
さて水でコバ面を
磨きます
こんなもんかな
コバ面に
トコフィニッシュを
塗って仕上げます
最後に
コバ面には
ニートフットオイル
全体にミンクオイルを
塗って仕上げます。
コバ面の
ニートフットオイルは
床革の色を
はっきり出すために
塗ります
完成
今回は
バネホックの黒ずみという
想定外があったが
生成りヌメ革を楽しめて
良かった
この形の馬蹄型財布では
最もきれいな
極太コバと
表面のヌメ革に
仕上がっていると
思います
エイジングがかかれば
さぞや迫力のある
革財布になるだろうと
ほくそ笑んでしまいます。