革盛工房

レザークラフト関連 ハンドメイドの作品を作業工程ごとにアップしています。不定期更新

革財布の作成(ヌメ革パスケース 旅行財布 タング 中仕切り ) 

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ヌメ革と床革で
パスケースを作ります。

通勤通学、旅行用切符入れに
使えるサブ財布
メイン財布ではないので
収量は少ないのですが
多機能にしようと考えました。

基本的に小銭は
メイン財布に入れるので
お札が入れば良い訳で
買い物をしたら
発生する1回分のお釣りが
入れば良いと
考えました。

そこで、中仕切りを導入
タング(舌)と言うそうです。
この技法は秀逸で
狭いスペースを
見事に切り分けます。

では、作りますか

型紙から革を切り抜き
接着剤で仮止めして
菱目打ちで穴を開けて
白糸で縫います。
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周囲を切り揃え
水に濡らして
立体成型します。
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コバを切りそろえて
水でコバを磨き
トコフィニッシュで
仕上げます。
乾いたら磨き
また磨き
気がすむまで磨きます。
終わったら
今回はニートフットオイルを
入れました。
少し変色すかるから
ミンクオイルだけの
場合もあります。
立体成型で水を使うため
革からアブラが
抜ける気がして
ニートフットオイルを
入れたいと考えてます。

では完成
タングをつまんで
持ち上げて小銭を
収納します。
お札は折ります。
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